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LMC Draft Meister 2010


準決勝: 金澤 恵信(千葉) vs 東 貴雄(千葉)

Written by Takamasa Sato

準決勝に勝ち上がってきた両ブロックのうち、先ほどに続き金澤と東の対戦をお伝えしよう。

Game 1

金澤 恵信
金澤 恵信

東先手。金澤は不安を口にするもののキープ。

互いに《飛行の呪文爆弾》を並べあってゲームスタート。東が《危険なマイア》を出すと、金澤は返しに《屍気を飛ばすもの》をプレイ。東としては、対処しないと殴り負けてしまうため、《危険なマイア》に飛行を与えてブロック。

戦闘後、金澤は《嚢胞抱え》を場に。

「実は毒でした」

金澤がキープハンドを悩んでいたのは、感染生物がいなかったからだ。

まんまと金澤の奸計に引っかかった東は《シルヴォクの模造品》をプレイする。が、金澤の場にアーティファクトはないため、あまり有効とは言えない。

金澤は《危険なマイア》《水膨れ地掘り》を追加し、ビートの準備を整える。東は《生命鍛冶》《闇滑りのドレイク》と並べて、感染生物を止めようとする。

次のターン、金澤は《嚢胞抱え》でアタックし、東は《闇滑りのドレイク》《生命鍛冶》でダブルブロック。金澤は《生命鍛冶》《感染の賦活》。アドバンテージを得るとともに東の飛行生物を除去しようとするが、東は《嚢胞抱え》《分散》してドレイクを保守。

東、《シルヴォクの生命杖》をプレイし、ドレイクにつけてアタック。殴り合いに。

次のターン、金澤はバウンスされた《嚢胞抱え》《胆液爪のマイア》を並べる。数は金澤が、サイズと回避能力では東が、それぞれ有利な場となった。

その後も東が《シルヴォクの模造品》 2 体目、金澤が《屍百足》と並べあい、金澤の感染生物を東がブロックし、東のドレイクが生命杖を持って上から細かくライフを削る。

ここで金澤は東のドレイクを《屍百足》からのカウンターと、《飛行の呪文爆弾》によって飛び上がった《危険なマイア》のブロックで処理する。

しかし、次に東がプレイしたのは《腐食獣》

この大型生物を金澤はコンバットと《感染の賦活》で処理し、ここまでおとなしくしていた《嚢胞抱え》で殴り始める。東がこれを《生命鍛冶》《シルヴォクの模造品》でダブルブロックすると、金澤は《荒々しき力》で一気に踏みつぶす。

これで場に存在するのは《嚢胞抱え》のみ。

しかし、東はこれまで温存していた《決断の手綱》《嚢胞抱え》に。

金澤、これに対応できず、そのまま毒死。

金澤 0-1 東


Game 2

東 貴雄
東 貴雄

先手、金澤。納得のキープ。対して東は少し悩みつつもキープ。

東の《シルヴォクの生命杖》、に対して金澤は《胆液爪のマイア》

しかし、東が《危険なマイア》をプレイすると、金澤の攻撃が止まる。土地が 2 枚でストップしてしまったのだ。

金澤は苦しみつつも《屍百足》をプレイ。

東は順調に土地を並べ、《生命鍛冶》《嵌め乗りの滑空者》と展開する。金澤もなんとか《危険なマイア》を置き、《胆液爪のマイア》で殴り始める。金澤、《生命鍛冶》による相討ち要求は《死への抵抗》でかわすが、相変わらず土地は引けず。

東は《鉄のマイア》《飛行の呪文爆弾》で金属術を達成し、無事に飛行を得た《嵌め乗りの滑空者》《シルヴォクの生命杖》を持たせて攻撃。金澤のライフを確実に削っていく。

金澤は《屍百足》《胆液爪のマイア》でなんとか毒デッキの体裁を整えているが、2 マナではなにも出来ないのと同じ。メインから《テル=ジラードの抵抗》を東のクリーチャーに使い、装備を外しながらドロー。しかし、土地は引けず。

2 ターン後、ようやく 3 枚目の土地にたどり着いた金澤は、《モリオックの肉裂き》を場に追加。地上は安心だが、東の勢力には飛行が存在するため、根本的な解決にはなっていない。

それでも、毒デッキには「恐怖によってブロックを強いる」という強みがある。通常はスルーしてしまうサイズの生物でも、《荒々しき力》《汚れた一撃》を擁する毒デッキ相手では無視できないのだ。

この潜在的な強みをうまく生かし、金澤は厳しい場を五分に戻していく。具体的には、《屍百足》《胆液爪のマイア》《モリオックの肉裂き》によってアタックし、東の《危険なマイア》《シルヴォクの模造品》でブロックさせ、相討ちと衰弱に持ち込んだ。

しかし、東も攻撃の手を緩めない。最低限必要なブロッカーとして《危険なマイア》をプレイし、殴れると判断した《嵌め乗りの滑空者》《ヴァルショクの模造品》でアタック。

返しのターン。金澤は、《危険なマイア》《胆液爪のマイア》でアタック。東はまだ毒カウンター 5 つであるため、両方を通す。

そこに金澤は《汚れた一撃》《荒々しき力》《危険なマイア》をパンプ。

確かに通せば毒は 10 個になるが、東には《シルヴォクの模造品》がある。順当にこれを生贄に捧げ、《胆液爪のマイア》を指定。

しかし、金澤の手には《死への抵抗》が。

金澤 1-1 東


Game 3

東先行。1 マリガン。金澤、辛いとつぶやきつつも 7 枚のハンドをキープ。

東、《飛行の呪文爆弾》《鉄のマイア》《ヴァルショクの模造品》といつもの立ち上がり。金澤は《苦痛鍛冶》から《胆液の鼠》と、こちらもこれまでと同じ動きを見せる。

東は《胆液の鼠》《水銀の縛め》すると、珍しいカードである《選別の高座》をプレイ。

次のターン、金澤のネズミアタックを、東は《ヴァルショクの模造品》でブロック。金澤は《感染の賦活》でこれを討ち取ろうとするが、東は《選別の高座》で生け贄に捧げることで打ち消させ、ドローを防ぐ。

対して東は《大建築家》から《ニューロックの模造品》《嵌め乗りの滑空者》とつなげて、飛行によるビートを志向する。

金澤も《死体の野犬》を追加するが、回収すべき感染クリーチャーは墓地にない。場がこう着しているため、《大石弓》《ゲスの玉座》とプレイして、コンバットとは異なる側面からの毒による勝利を模索する。

Heavy Arbalest
Throne of Geth

東は攻撃出来るクリーチャーのサイズが小さく、理想的なビートが刻めない。対して金澤は場を保つために、本来とれるはずのアドバンテージを失っている。どちらも必死な状況だ。

ここで、金澤は強力カードである《屍賊の死のマント》を設置。《苦痛鍛冶》の効果で《死体の野犬》が 4/2 に。さらに《苦痛鍛冶》《大石弓》を装備させる。東は野犬を用済みとなったマナマイアでブロックするが、《大石弓》がマナマイアを破壊する。

毒デッキでは感染生物を途切れさせないことが重要であるため、感染生物ピック枚数が少ないならば、金澤のようにコンバットトリックでうまく守っていくことが必要になる。

続くターン、金澤は《屍賊の死のマント》《死体の野犬》に。東はこれを《ニューロックの模造品》でバウンスして処理する。

返しのターン、東は《闇滑りのドレイク》を追加。飛行ビート体制だ。

金澤は《死体の野犬》を場に出すものの、まだ墓地には感染クリーチャーはいない。金澤、《大石弓》を装備させて、本体に直接毒をぶち込みたいところ。しかし、東の《闇滑りのドレイク》《大建築家》で大きくなっているため、油断できない。

東は自分のターンに《試作品の扉》《危険なマイア》を刻印。金澤は一気に不利な状況に。

ここで、無情にも時間切れ。場を整理すると、

東: 《闇滑りのドレイク》《大建築家》《試作品の扉》《危険なマイア》)、《危険なマイア》トークン、毒カウンター 1 つ

金澤: 《死体の野犬》《危険なマイア》《苦痛鍛冶》《屍賊の死のマント》《大石弓》。ライフ 7

ちなみに、シングルエリミネーションの性質上、5 ターン後にはライフ差によって勝敗を決めなければならない。毒デッキを扱う上では覚えておくべきディスアドバンテージだろう。

0 ターン目のコンバット

東の《危険なマイア》トークンと《危険なマイア》が相討ちとなり、それぞれ《死体の野犬》《大建築家》を狙撃する。

金澤は《死体の野犬》《荒々しき力》で守って、ターン終了。

1 ターン

金澤は《死体の野犬》《屍賊の死のマント》を装備し、アンタップしない《苦痛鍛冶》から場につなぎ止められていた《水銀の縛め》つきの《胆液の鼠》《大石弓》を移す。

2 ターン

東は《試作品の扉》でトークンを作ってエンド。

3 ターン

金澤はドローした《疫病のとげ刺し》をプレイし、《苦痛鍛冶》《大石弓》を装備して《闇滑りのドレイク》を殺す。

4 ターン

東は《試作品の扉》でトークンを作ってエンド。

5 ターン

金澤「間違えた」と一言。

確かに、延長ターンに入った瞬間から《死体の野犬》《大石弓》を装備して本体に飛ばしていれば 2×3=6 個。

さらに、《屍賊の死のマント》を装備した《疫病のとげ刺し》で殴って 6+3=9 個。

序盤に 1 つ毒カウンターが乗っていたため、本来は勝てていた。

金澤 1-2 東

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